安心して産み育てられる町にしたい

ママと赤ちゃんの笑顔プロジェクト

目標額:20,000,000 万円

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ママと子どもの笑顔があつまる
―厚真のリアルな子育て事情座談会

豊かな自然に囲まれた厚真町では、安心して子どもを生み育てられる町をめざし、現在さまざまな取り組みを行っています。
今回は厚真町のリアルな子育て環境について、こども園で働く保育士さんからお話をうかがいました。
厚真町には現在、親御さんが安心して子どもを預け、子どもがのびのび過ごせる2つの認定こども園があります。こども園には子育て支援センターが併設されており、乳幼児を連れたお母さん方のサポートをしたり、お母さん同士の情報交換の場にもなっています。
2018年度には、あつま版ネウボラ「子育て世代包括支援センター」の開設を予定し、より子育てしやすい町を目指しています。

お母さんも子どもも「安心して通える」2つの子ども園

「こんにちは!」元気な声であいさつをし、はだしで走り回る子どもたち。その足元には、ぬくもりが感じられる厚真町の木材。町産のカラマツ材などをふんだんに使用し、明るく開放感あふれる宮の森こども園で、厚真町の子育て環境についてお話をうかがいました。

ごはんやおやつの時間は保育室とは別に設けられたランチルームで。

【お話をうかがった方】
秋田理恵さん:平成6年から宮の森こども園に勤務。現在は副園長。
藤樫ゆかりさん:平成10年からこども園つみきに勤務。
宮下葉子さん:「ママと赤ちゃんの笑顔プロジェクト」プロジェクトリーダー。2年前まで現役保育士として宮の森こども園に勤務。現在は厚真町役場町民福祉課に所属。

左から宮下さん、秋田さん、藤樫さん

—厚真町にある2つのこども園の特色を教えてください。

秋田:私が勤めている「宮の森こども園」は、おもちゃが豊富にあって、遊びのなかから学ぶことを大事にしています。家庭的な雰囲気を作る事も大切にしていて、0歳児の給食時には、子ども一人につき保育士が一人ついて、マンツーマンで食べられるようにしています。厚真町内で作られた野菜を給食で提供する事もこだわりの一つです。

藤樫:厚真の給食はおいしいと評判で、品数も多いですよね。私が働く「こども園つみき」は、つみ木を一つひとつ積み重ねるという意味が込められています。子どもの成長も、少しずつ積み重ねていくことが大切です。おもちゃのつみ木を積み重ねると、どんどん高くなっていくように、大人が思っている以上のことを子どもは思いつき、実行していきます。そのことが子ども同士の刺激にもつながっていると思います。

宮下:厚真町には幼稚園がなく、みんな元気にこども園に通っています。各園には、国で定められた基準よりも保育士を多く配置することで、子ども一人ひとりのペースに合わせた保育を実現しています。保育料が国の決められた額の2/3というのも魅力の一つですね。さらに、保育料の2割を町内の加盟店で買い物等に利用できる「あつまるポイント」で還元していることも、保護者の方にとても喜ばれています。

—厚真町のお母さんたちについて教えてください。

秋田:厚真町のお母さんは働いている人が多く、こども園の開設時間に合わせてお仕事を探している方もいるようです。

藤樫:こども園のサポートがあることで、働くお母さんも多いのかもしれないですね。子どもが4〜5人いる家庭もあり、子育てしやすい環境だと思います。

宮下:移住してきた方からは、「子育て支援センターで交流が生まれ、お母さん同士のコミュニティの場になっています」という声もいただいています。

—日々の子どもたちとの関わりの中でやりがいを感じることや、子どもたちや保護者とのエピソードはありますか?

藤樫:私は現在0歳児クラスを担当しているんですが、言葉が出たり、歩くようになったりと少しずつできることが増えていくんですよね。日々の成長に喜びを感じます。自分の子どもはもう中学生ですし、何人の園児も担当してきていますが、何年やっていても、その子その子にかわいさがあり、感動があります。
あとは、卒園した園児のお母さんに、「子どもが嫌がらないで通ってくれて、毎日安心して預けられました」と言われた時は、嬉しかったですね。なかなか園になじめない子もいるので。子どもの発達や成長についてのアドバイスをした時に感謝されることが多いのも嬉しいですね。

秋田:今は、副園長をしているので、クラスから離れているのですが、一番は子どもたちの笑顔ですね。元気で無邪気な子が多いので、見ているだけで心が休まります。
宮下:顔の見える先生が子どもを担当してくれる安心感がありますね。実は私と秋田さんのお子さんも、当時藤樫さんが見てくれてたんですよ。安心でしたね。

 

暖かな園内なので子どもたちは薄着でへっちゃら。

—厚真町ならではのエピソードを教えてください。

藤樫:卒園児が中学生、高校生になっても保育園に遊びに来てくれたり、地域のイベントで会うと声をかけてくれる子もいます。「就職が決まらなくて悩んでいるんだ」という子に「がんばって!決まったら教えてね!」と言ったら、本当に報告しに来てくれて。覚えていてくれるだけでなく、近況を知らせてもらえるのは嬉しいし、やりがいにつながりますね。あとは、お母さん方もよく声をかけてくれます。

秋田:そうですね。小学生、中学生、高校生がそれぞれ授業の一環でこども園に職業体験などできてくれるんです。その時に卒園児に会って成長した姿を見られるのは嬉しいです。

宮下:厚真町のお祭りごとなどでも、先生と園児や卒園児が会う機会があるので、地域の場でも交流が続くのは厚真町ならではです。先生との距離が近いので、親にとっても子どもにとっても、安心して預けられる。待機児童がいないところも良い点ですね。

教室には子どもたちの作った絵や工作がかわいく飾られています。

—田舎だからこその困りごとなどはありますか?

宮下:田舎ならではの課題としては、町内に小児科の専門医がいないことですね。隣の市の病院に通うことになります。

藤樫:子ども特有の病気や症状もあるので、小児科の先生がいたら安心ですよね。

小さい町だからこそ先生たちの目が行き届き、園内以外でも関わりがあることが、厚真町で子育てをする安心感にもつながっているようです。3人のお子さんも保育園のクラスで担当したことがあるというエピソードも厚真町ならでは。

冬でもお天気のいい日には外で雪遊びをすることも

最後に、2018年度の開設に向けて準備が進む子育て世代包括支援センターについてお話をうかがいました。

—2018年度の開設を目指しているあつま版ネウボラ「子育て世代包括支援センター」について教えていただけますか?

宮下:子育てをしていると「これって誰に聞けばいいの?」と悩むことって出てくると思うんです。現在の厚真町では、妊婦さんは保健師さん。0〜2歳の保護者の方は支援センターのスタッフに。3歳児以上は保育園の先生に、困りごとの相談や質問をしていると思います。担当者が変わるたびに、同じ話を何度もしなきゃならないんです。そんな時に「まずは、ここに相談してくれたらアドバイスするよ」という窓口があると、お母さんにとってすごくありがたい。それが「子育て世代包括支援センター」です。気軽に相談ができ、今よりもさらにサポートが充実した場所になる予定です。

—「子育て世代包括支援センター」について現場で働く保育士さんはどう思いますか?

秋田:まだ実際に始まっていないので、実感は難しいですが、とても良い取り組みだと思います。包括支援センターから必要な情報を共有してもらい、保育士の方でも子どもとの接し方やサポートなども考えられるかなと思います。

藤樫:今でも、支援センターからの情報をもらえることがあって、ありがたいと思っています。こういう窓口ができることは子どもと保護者だけでなく、保育者にとって良いことだと思います。


「厚真町の人はあたたかいね。とよく言われるんです」インタビューに答えて
くださった3人ともが口にした言葉でした。親だけでなく、地域の人と自然に見守られながらのびのびと育つことで、心があたたかい人に成長していく。まち全体があたたかい雰囲気だからこそ生まれるコミュニケーション。さまざまな取り組みを通して、今よりも、もっと子育てしやすく、お母さんたちに寄り添うまちに、厚真町は進み続けます。

 

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文=立澤茉佑

写真=渡辺路子(ロッシグラフィカ)

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