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【大学生×厚真町】学生団体「あるぼら」の厚真町活動日記-『たのしいから始まる、ほりたのしいたけ』

2021.03.04

平成30年9月6日におこった北海道胆振東部地震。
北海道初の震度7が観測された北海道厚真町では、被災直後から多くの方に支えていただきました。
そのひとつとして震災後の厚真町に継続して関り続けてくれたのが、札幌の大学生が中心となって活動する学生団体あるぼらです。
東日本大震災をきっかけとして生まれたあるぼらでは、多くの学生を募ってアルバイトを行い、その賃金を災害被災地への寄付や物品購入に充てて役立てるというプロジェクトを行っています。
北海道胆振東部地震支援としても活動を行ってくれたあるぼら。寄附だけではなく、町の様々な場所に出向いて被災地に関わることで、たくさんの町民との触れあいが生まれました。
その活動を通じて、大学生は厚真町で何を感じたのでしょうか。
実際に活動を行った学生が、自分の言葉で記録を残してくれました。

 

今回の活動日記を書いてくれたのは、吉岡さん。
厚真町でのシイタケ原木栽培作業から販売までを考え、自らの大学での学びについても振り返りました。

『たのしいから始まる、ほりたのしいたけ』


<執筆者>

●吉岡 琴音
北海道大学経済学部2年、札幌出身
趣味:野球観戦

 


 

-「ほりたのしいたけ」。堀田農園 さんが作っているしいたけだから、”堀田のしいたけ”なのかと思いました。

私は、今年の10月18日に1日だけでしたが、しいたけ収穫のお手伝いに行かせていただきました。そこで感じたことを今回はつづらせていただこうと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

まず、しいたけの栽培方法について。栽培方法は主に2種類あります。原木栽培と、菌床栽培です。菌床栽培は、ポットで作るので比較的簡単に作ることができるため現在主流の栽培方法です。スーパーで売られているしいたけのほとんどが、菌床栽培のしいたけです。 一方の、原木栽培は自然に近い栽培となり、菌床栽培よりも技術的に難しく、栽培し始めて数年は、しいたけができない木もあるだとか。コストもかかるため、近年ますます希少化しています。
堀田さんのしいたけは、原木栽培でした。

ビニールハウスの中に、たくさんの原木がありました。収穫のために、中に入った途端、「なにこの香り!」と衝撃を受けました。嗅いだことのない匂いに満ちていました。 しいたけは香りがいいからと言って、お母さんがよく料理に使っていますが、私は今まで、香りがどんなものかをわかっていませんでした。このときに初めて、しいたけの香りの良さとすごさを初めて感じました。
収穫方法を堀田さんが親切に教えてくれました。しいたけを下から見て、傘が広がっていて、内側の白い部分が見えるものを取るらしいです。不器用な私は、なかなか茎のところが上手く取れなくて苦労しながら収穫しました。見たことのないくらい大きなしいたけもたくさんあり、今まで見てきたスーパーと同じしいたけとは到底思えませんでした。

収穫がひと段落して、堀田さんの事務所の中で、収穫したしいたけの中で、見た目が不格好なものを選別して、干ししいたけにするために、しいたけを縦にカットする作業をしました。見た目が不格好なだけで、品質は商品に劣らないため、去年までは廃棄にしていたところを、どうにかできないかと思い、今年から干ししいたけを商品化したということでした。

 

お昼の時間になり、堀田さんが用意してくれたお昼ご飯を頂きました。豚汁、しいたけのバター醤油焼きなどです。
午前中の作業で、原木栽培による独特の香りなどで、今まで食べてきたしいたけとはすべてが違うなと感じていたので、どんな味がするのだろうと、とてもワクワクしながらいただきました。
期待通り、いや期待以上のおいしさでした。しいたけがもともとそんなに得意ではない私ですが、しいたけのバター醤油焼きを食べたとき本当に美味しいと感じました。しいたけの概念が変わる美味しさでした。香りもさることながら、肉厚で、くせがなく、とてもジューシーでした。美味しすぎて2,3枚いただいてしまった気がします。
バーベキューをする際には、少し贅沢をして、みんなに原木の美味しさを味わってほしいなと思いました。

お昼ご飯の様子。実際に原木シイタケをふるまっていただきました。

 

午後は、残りの干ししいたけのカットをした後に、時間が余ったので、どのように商品をPRするか、SWOT分析を基に考えました。SWOTのSはstrengths、Wはweaknesses、Oはopportunities、Tはthreatsです。原木しいたけ特有の強みを生かしたPR方法や、どのような層をターゲットにすればよいのかなど。

私は、経済学部であるのに、有効な方法を思いつくことができず、役に立てなかったことが少し悔しかったです。もっと、経済の勉強を頑張って、役に立てるようになりたいと思いました。
まだ小学生の堀田さんのお子さんが、妹たちの面倒を見ながら、議論にも入っていたりして、心がほっこりもしました。堀田さん家族、全員が堀田のしいたけが大好きなのだと感じる瞬間でもありました。

2018年に北海道胆振東部地震が起きました。
そのとき私は、受験生で、まさか大学に入ってから、このようなお手伝いができるとは思っていませんでした。このサークルに入って、厚真の人たちは、前を向いていて、たくさんのことに挑戦していることを知りました。

最後に、「ほりたのしいたけ」は、”たのしい”の名前のこと。
堀田さんは、”たのしい”から始めようと考えて、株式会社たのしいを設立し、商品名を「ほりたのしいたけ」にしたということです。
今回、お手伝いに行って、堀田家のたのしい雰囲気を感じました。これからも、なにかあればお手伝いしたいと思う素敵な体験をさせてくれて本当にありがとうございました。楽しかったです。

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